キャンピングトレーラーとテキスタイル

最近、デジナで導入している顔料プリンターの実験を兼ねて、キャンピングトレーラーの内装を考えています。
カーテンやベッドカバーといった「面積の大きい布もの」を変えるだけで、車内の雰囲気は一気に変わります。

普段は着物の試作に使っているシマセイキのシミュレーターで、トレーラーの内装に布をマッピングしてみると、イメージがぐっと具体的になって面白い。着物の柄合わせや雰囲気シミュレーションと同じ発想で、空間デザインに応用できることに気づきました。


趣味から広がる実験

「旅先で泊まれる小さな部屋」としてのキャンピングトレーラー。そこにオリジナルの布を取り入れることで、ただの車ではなく、自分だけの空間に変わっていくのを感じます。
布一枚で世界が変わるのは、着物づくりと似たところがあるのかもしれません。


家までプリントできる時代に?

数年後には家自体を3Dプリンターで作る時代が来る、とも言われています。そうなれば、住む人が自分の部屋をもっと自由にカスタムしたり、DIY感覚で模様替えしたりするのが当たり前になるかもしれません。
布や柄のデザインも「自分で作って当たり前」になるのだとしたら、その先には大きな可能性が広がっています。


取り残されないように

私はいま着物を仕事にしていますが、こうした流れは伝統工芸や衣服だけでなく、暮らし全体に関わってくるものだと感じています。だからこそ、取り残されないように必死に勉強中。
着物づくりで培った知識や技術が、クッションやカーテン、さらには空間そのものへ広がっていく。そんな未来がもう目の前にあるように思えます。

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